リレー侍は28年ロス五輪も“見込みなし”か…ジャマイカ、米国までバトンワーク着手で鬼に金棒
陸上の世界選手権最終日は21日、男子400メートルリレー決勝を行い、日本(小池祐貴、柳田大輝、桐生祥秀、鵜沢飛羽)は38秒35で6位。銅メダルを獲得した2019年カタール・ドーハ大会以来の表彰台を狙ったが、今季世界最高の37秒29で金メダルの米国に1秒06の差をつけられた。
この種目の予選は強豪に波乱が続いた。
短距離王国のジャマイカは100メートルでワンツーフィニッシュを果たしたセビル、トンプソンらのタレントを擁しながら、アンカーを務めたトンプソンがバトンを落とす痛恨のミス。まさかの途中棄権となった。
同種目でパリ五輪銀メダルの南アフリカは、第1走者がイタリア選手と接触してバトンがつながらなかった。救済対象と認められ、21日午前に1チームのみで再レースに臨んだが、38秒64で決勝進出条件として設定された38秒34に届かず、こちらも予選で姿を消した。