世界陸上やり投げ北口榛花まさかの予選敗退!ハシゴ外された決勝チケット5万人の悲鳴

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 今大会最多の5万8643人の観衆を飲み込んだ国立競技場に待っていたのは、まさかの結末だった。女子やり投げの予選が行われた19日、大会連覇を目指したパリ五輪金メダリストの北口榛花(27)が予選敗退。「走りと技術が噛み合わなかった。春先からケガが続き、いろいろ悩んで精神的にも苦しい部分があったけど、その度に世界陸上があるからと練習に戻れた。皆さんに感謝したい」と涙をこぼした。

 予選A組の試技順1番目に登場した女王は、1投目で60m31をマーク。予選通過ラインの62m50には届かなかったが、スタンドの大歓声に笑顔で応えた。6月下旬に右肘を痛め、7月の日本選手権を欠場。実戦復帰した8月のダイヤモンドリーグ(DL)第13戦は50m93の最下位、直後のDLも60m72で最下位だったことを考えれば、手応えを感じる1投目となったはずだった。

 しかし、その笑顔は次第に曇り出す。記録を伸ばすライバルとは対照的に、2投目は60m38、最後の3投目は58m80でA組8位。上位12人の決勝進出に望みをかけ、B組の結果を待つことになったが、結局、予選最終順位14位で敗退した。

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