日本ハム「昭和野球の回帰」に綻び…重圧と疲労のダブルパンチで優勝争い土俵際

公開日: 更新日:

野手も成績下落

 疲労に加え、息詰まる優勝争いのプレッシャーもあるだろう。就任4年で新庄監督がチームの雰囲気を変えてきたとはいえ、メンバーはまだ若手が多く、「重圧は楽しむもの」という指揮官のようなメンタリティーを持てる選手ばかりではない。野手陣も8月に.311あった得点圏打率が、今月は.298と3割を切っている。

 評論家の山崎裕之氏が指摘していたのもまさにこの点だった。

日本ハムは昨季2位とはいえ、優勝したソフトバンクに13.5ゲームもの大差をつけられた。本当の意味で優勝争いのプレッシャーを経験したわけではない。一方のソフトバンクは優勝経験が豊富。終盤まで競り合いになれば、その経験の有無が明暗を分けることになるのではないか」

 ソフトバンクは残り8試合で優勝マジック5。残り6試合となった日本ハムはいよいよ崖っぷちに立たされた。

  ◇  ◇  ◇

 ファンの最大の関心事といえば、新庄監督の去就だろう。球界内外で様々な憶測が飛び交う中、17日には井川オーナーが「続けていただきたいが…」と前置きしつつ、“意味深な言葉”を口にしたことで、さらに波紋が広がっている。いったいどういうことか。その発言の真意とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗