日本ハム「昭和野球の回帰」に綻び…重圧と疲労のダブルパンチで優勝争い土俵際
野手も成績下落
疲労に加え、息詰まる優勝争いのプレッシャーもあるだろう。就任4年で新庄監督がチームの雰囲気を変えてきたとはいえ、メンバーはまだ若手が多く、「重圧は楽しむもの」という指揮官のようなメンタリティーを持てる選手ばかりではない。野手陣も8月に.311あった得点圏打率が、今月は.298と3割を切っている。
評論家の山崎裕之氏が指摘していたのもまさにこの点だった。
「日本ハムは昨季2位とはいえ、優勝したソフトバンクに13.5ゲームもの大差をつけられた。本当の意味で優勝争いのプレッシャーを経験したわけではない。一方のソフトバンクは優勝経験が豊富。終盤まで競り合いになれば、その経験の有無が明暗を分けることになるのではないか」
ソフトバンクは残り8試合で優勝マジック5。残り6試合となった日本ハムはいよいよ崖っぷちに立たされた。
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ファンの最大の関心事といえば、新庄監督の去就だろう。球界内外で様々な憶測が飛び交う中、17日には井川オーナーが「続けていただきたいが…」と前置きしつつ、“意味深な言葉”を口にしたことで、さらに波紋が広がっている。いったいどういうことか。その発言の真意とは。
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