日本ハム新庄監督の期待を裏切る「ダボハゼ」再び…万波中正の“波”が逆転Vの懸念材料に

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 安定感さえ出てくれば、指揮官も安心だが……。

 逆転Vを狙う2位日本ハムは21日、ロッテに7-2で快勝。同日、首位ソフトバンクオリックスに敗れたことにより、彼我の差は2.5に。18日の直接対決に敗れ、4.5差となったものの、わずか2試合で2ゲームも縮まった。

 新庄監督もこれにはニンマリ。900試合登板を控えるベテランリリーフの宮西を九回2死から投げさせようと準備をしていたものの、まさかの併殺でゲームセット。指揮官も「リクエストしようかと思った。セーフだろって」とジョークを飛ばすなど、口も滑らかだった。

 とはいえ、逆転Vに向けて懸念がないわけではない。この日、「1番・中堅」で出場した万波中正(25)のバッティングだ。

 もっか打率.229。8月は同.197と不振を極め、9月は同.256と復調気配かと思われたが……。

「ボール球でも何でも振っていた昔に比べ、近年は選球眼は改善。それでも不調に陥ると、“ダボハゼ”に逆戻りしてしまう。今月、スタメン落ちは7試合。15日の西武戦で代打3ランを放ち、以降はスタメンで3試合連続安打。新庄監督も好調とみて、前日(20日)から7月29日以来となる1番に抜擢したのですが……」(球団OB)

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