大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg
では一気に横綱も……と言いたいところだが、土俵の頂点はそう簡単に辿り着けない、との見方もある。
前出の若手親方は「安青錦の課題は色々ある」と、こう続ける。
「現状ではやはり、体重がネックになるでしょう。幕内の平均体重は150キロ以上あるが、安青錦は140キロ。相撲は体重だけで決まるわけではないにせよ、立ち合いの圧力や前に押す力などに差が出てしまう。ただ、本人もメディアの取材に『145から150キロは目指したい』と話しつつ、『144キロまで増やしたけどすぐに落ちた』と言っていた。入門前は100キロ未満と、もともと大柄ではない。こうしたタイプの力士は一定以上、太りにくいケースが多く、安青錦もそのクチではないか。他の力士に比べて筋肉質なので基礎代謝が高く、エネルギー消費も多い。増量は一朝一夕にはいかないでしょう」
まだまだ体作りの真っ最中という安青錦。最大の敵は「太りにくい自分自身」かもしれない。
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