大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

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 では一気に横綱も……と言いたいところだが、土俵の頂点はそう簡単に辿り着けない、との見方もある。

 前出の若手親方は「安青錦の課題は色々ある」と、こう続ける。

「現状ではやはり、体重がネックになるでしょう。幕内の平均体重は150キロ以上あるが、安青錦は140キロ。相撲は体重だけで決まるわけではないにせよ、立ち合いの圧力や前に押す力などに差が出てしまう。ただ、本人もメディアの取材に『145から150キロは目指したい』と話しつつ、『144キロまで増やしたけどすぐに落ちた』と言っていた。入門前は100キロ未満と、もともと大柄ではない。こうしたタイプの力士は一定以上、太りにくいケースが多く、安青錦もそのクチではないか。他の力士に比べて筋肉質なので基礎代謝が高く、エネルギー消費も多い。増量は一朝一夕にはいかないでしょう」

 まだまだ体作りの真っ最中という安青錦。最大の敵は「太りにくい自分自身」かもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 大相撲と言えば、90年代の若貴ブームの頃に角界初の黒人力士として活躍した戦闘竜さんはいま何をしているのか。本人を訪ねると、病床に臥せながら「助けてください…」と、衝撃的な話が飛び出した。いったいどういうことか。現役引退から現在に至るまでの壮絶半生とは。

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