元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る
通院以外はほとんど外出せず、文京区内の邸宅でのんびりの毎日
朝は7時に起床し、風呂に入った後、朝食をとる。毎日のんびり過ごしているそうだ。
「趣味はコレといってないな。ゆっくりして、あれこれ考えないようにしてるよ。2カ月に1度通院する以外は、あまり外にも出ない。家で自転車をこいで汗をかいたり、テレビでニュースやスポーツ、麻雀番組を見たり。大谷が活躍しているから、大リーグも楽しんでる」
場所中は大相撲中継を見るのは、言わずもがな。
「NHK BSで午後1時から見てる。ずっと満員御礼でスゴイよね。いい取組が多くて面白いから、あっという間に一日の取組が終わっちゃう(笑)。やっと両横綱がそろい、千秋楽まで優勝争いするっていう理想的なカタチになっている。大の里は体も素質も、いいものをたくさん持っている。自信を持って、前にどんどん攻めれば安定した相撲がとれるんだ。ハタキがあると大きく伸び上がって、すぐに後ろに引いてしまうから、膝を曲げてガッと残す稽古を重ねることだね」
弟子の部屋の力士たちも気になっている。
「武蔵丸が武蔵川部屋、武双山が藤島部屋、雅山が二子山部屋を起こして、それぞれ弟子を育てているからね。二子山部屋には狼雅と三田という関取がいるから、『こういう風にやったほうがいいよ』と、技術面のアドバイスすることもある。稽古を見に行くことはないけど、餅つきとか部屋の行事に行ってたまに顔を合わせたり、弟子(親方)と飲みに行くこともあるから。時代が変わり、かつてのような厳しい指導ができず、弟子も難しさを感じてるよ。オレも力士、親方、協会理事長とやってきて、弟子を育てるのが一番難しかった。子どもをあずかる責任があるけど、子どもはみんな性格も、育った環境も違うから」


















