佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側
佐々木朗希が28歳でスクーバル並みの成績を残す保証はない
佐々木はまだ、来季がメジャー2年目。フリードマン編成本部長はその潜在能力を「ゆくゆくはサイ・ヤング賞を取れる実力の持ち主」と評価しているが、この関係者はこう続ける。
「160キロ超の速球に加えて、落差の大きなスプリットがある。ケタ違いの能力の持ち主なのは明らかですが、フロントも首脳陣も、すぐに離脱する体力面と精神面の弱さがここまでヒドいとは思っていなかったという話を聞きました。佐々木が離脱中、外野で強いキャッチボールを繰り返す姿を見たある選手は、あれでホントに肩が痛いのかと言わんばかりに首をひねっていたほど。いまから5年後、佐々木が28歳になったときに、スクーバル並みの成績を残す保証はどこにもない。佐々木を放出しても、スクーバルは28歳。獲得すれば、あと7、8年は活躍が見込めますから」
佐々木はワールドシリーズで中0日登板、チームを勝利に導いた山本の姿に刺激を受けたと言っている。「昨日も投げて、今日も投げて……内容も素晴らしい。僕ら投手が目指す姿なのかなと思います」と話しているけれど、ロッテ時代も含めて5年間、シーズンを通してローテを守った経験が一度もない。しかも常に自ら違和感や痛みを訴えて離脱している。検査で異常が見つからなくても、「しっくりこないので」と言って戦列を離れたこともある。体力は強化されても、精神面というか気持ちの問題は簡単には解決しないともっぱら。たった1年でドジャースに見切りをつけられても不思議ではないと関係者はみているのだ。
ドジャースがスクーバルとのトレードをまとめるとすれば、長期契約を結ぶのは確実だ。
「スクーバルとの長期契約には3億ドル(約465億円)どころか4億ドル(約620億円)が必要という話もある。敏腕代理人のボラスだけに、絶対に妥協はしないでしょうから。それだけの資金力のあるチームとなると、後払い契約を連発しているドジャースくらいでしょう。後払い契約の総額だけですでに1500億円を超えていますけど、実力が伴うスター選手をかき集め、勝ち続けることで球場を満員にし続け、広告料収入を増やすのがいまのスタンスですからね」(前出の関係者)
佐々木が来季、タイガースのユニホームを着ている可能性は否定できない。
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