巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々
タテの変化への変貌はプラス
そんな中、「巨人の本命は別にいる。ソフトバンクで3年契約が切れるエース右腕・有原航平(33)です」と言うのは、さる巨人OBだ。
20年オフに日本ハムからポスティングシステムを利用してレンジャーズに移籍したものの、メジャー1年目に右肩動脈瘤の手術を受けるなど、2年間で通算15試合の登板で3勝7敗、防御率7.57と満足な結果を残せず、22年オフに米国から復帰を決断。ソフトバンクに入団し、23年はチームトップの10勝。24、25年はともに14勝で2年連続最多勝に輝き、リーグ連覇の立役者となった。そして今オフ、「メジャー再挑戦」を希望している。ただし、海外FA権は持っておらず、ソフトバンクはポスティング移籍を認めていないため、「自由契約」を願い出ての移籍になりそうだという。
メジャーリーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。
「メジャー球団からのオファーはありそうです。前回は変化球を満遍なく投げる投手で、メジャーでは通用しませんでしたが、ソフトバンクではスプリットとチェンジアップの割合が半数近くに変化。直球が140キロ台と球威がないのは変わりませんが、『落ちる系投手への変化』はメジャー側へのアピールポイントになります。2年連続最多勝と結果も出したので、先発4、5番手のイニングイーターとして、パドレス、ダイヤモンドバックス、オリオールズ、ジャイアンツ、エンゼルスあたりが興味を示しそうです。条件は2年500万ドル(約7億8000万円)から2年1200万ドル(約19億円)くらいが妥当。2年500万ドル程度なら、国内他球団も競争できるのではないか」
そこで巨人である。前出の巨人OBがこう言った。
「自由契約なら獲得に障害はない。昨季2年連続で開幕投手を務めた戸郷が、8勝9敗、防御率4.14と苦しんだ。ベテランの田中も3勝4敗に終わり、2ケタ勝利は山崎の11勝のみ。先発の平均投球回はリーグワーストの5.41。若手の台頭もほとんどなく、前年の菅野の15勝の穴が埋まらなかった。柳にフラれ、東浜、則本、マエケンらの調査をして片っ端からかき集める方針にあって、本命はこの有原なんです」
オーナーの号令が発令されたことで、静かだった巨人のストーブリーグが動き出すかもしれない。
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