大谷翔平の仰天思考法…ドジャース側の“意に沿わない方針”とどう折り合いをつけているのか

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孤軍奮闘のエンゼルス時代とは状況一変

「大谷は自分でコントロールできることと、自分の力ではどうにもならないことを、しっかり分けて考えるといいます。例えばWBCについては、大会期間中に起用法が変わるケースも出てくる。実際、前回大会では、決勝は投げない方針だったのが直前になって変わった。そういうケースにも備えて、自分でできる準備は可能な限りしておこうと考えているのでしょう」と現地特派員のひとりはこう続ける。

「ドジャースに移籍して以降は、チームの勝利を最優先して考えるようになった。ひとりでフル回転しても勝てなかったエンゼルス時代とは違って、勝って当然、ワールドシリーズ制覇が最終目標のチームにいることが大きい。大谷はドジャースと10年契約を結ぶにあたって、ウォルターオーナーと、フリードマン編成本部長がチームを退団した場合、FAになる条項を盛り込んだ。そのフリードマンの考え方や方針を全面的に信用していて、彼の決断が自分にとってもベスト、最大のパフォーマンスを出すための近道とも考えているのです。そもそも選手起用は球団に主導権がありますが、フリードマンの方針や決定は勝利への最善の選択、自分ではどうにもならないことだと割り切れるのでしょう」

 大谷はそうやって球団方針と自分の気持ちに折り合いをつけているという。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、ドジャース首脳陣は「大谷の限界」をシビアに評価しているといい、それがWBCでの起用法にも大きく影響してくるという。いったいどういうことか。大谷の意外な弱点とは。

【もっと読む】ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」

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