佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」
「国内組で安泰なのは捕手だけ」
「リリーフ部門も激しい争いになる。仮に先発が8人とすれば、リリーフは7人。前出の松井裕樹が当確とすれば、残り6枠しかありません。11月の韓国との強化試合でメンバー入りした大勢(巨人)、松山晋也(中日)、平良海馬(西武)、松本裕樹(ソフトバンク)、森浦大輔(広島)に加え、50試合連続無失点のNPB新記録を打ち立てた石井大智(阪神)、左腕では及川雅貴(阪神)が候補になりそうです」
野手では、今季セのMVP&本塁打、打点のリーグ2冠を獲得した佐藤輝明(阪神)の代表入りが焦点になりそうだ。
「三塁と外野(右翼)を守り、DHも可能とはいえ、三塁に村上、右翼に誠也が入ればサトテルは守るところがない。ましてDHは大谷がいますからね。左翼も近藤健介(ソフトバンク)の選出が有力視されている。控えでの選出、あるいは落選の可能性まで指摘されています」(同)
国内屈指の長距離砲が落選となれば、大きな波紋が広がりそうだが、井端監督が国内組で形成したいと話す二遊間についても、「特に遊撃の選考が難しい」と、放送関係者がこう続ける。
「二塁は23年大会出場組の牧秀悟(DeNA)が有力視されている。打撃は期待できても、守備は24年にリーグワースト2位の18失策と不安を残す。遊撃は、韓国との強化試合で同ポジションを守った2人が候補に挙がる。セの首位打者の小園海斗(広島)、パの最多安打の村林一輝(楽天)。ただ村林は今季、遊撃から三塁に転向した。守備の安定感と実績で言えば、23年大会組の源田壮亮(西武)がメンバー入りするかもしれません」
外野もメジャーリーガーの鈴木と吉田が選出されれば、前出の近藤に加え、森下翔太(阪神)、岡林勇希(中日)、周東佑京(ソフトバンク)らの争いとなる。
「国内組で安泰なのは、メジャーリーガーが不在の捕手だけでしょう。前回大会と同じ3人となれば、坂本誠志郎(阪神)、中村悠平(ヤクルト)、若月健矢(オリックス)が順当に代表入りするのではないか」(前出の放送関係者)
オールメジャーとまでは言わずとも、メジャーリーガーを軸とした選考となれば、いよいよ国内組のWBC出場は狭き門となる。前回大会で侍J入りしたヌートバー(カージナルス)のように、日本にゆかりのある外国人選手が選ばれればなおさらだ。
1月中旬に予定されている最終メンバーの発表、さてどうなるか。
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WBC参戦の道が早々に絶たれた佐々木朗希だが、ドジャースからの放出が現実味を帯びている。メジャー挑戦1年目の今季は期待を裏切る結果になったが、それでも 「金の卵」の評価は揺らがない。それなのにいったいなぜなのか。佐々木が置かれている状況とは。
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