藤川阪神が抱える内憂外患 セは「1強5弱」加速、岡田顧問は「8月優勝」ブチ上げたが…

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WBCへの大量選出

「投手の立場からすれば内角球は、制球がちょっと甘くなれば長打につながるリスクがあるのは確かです。しかし、強打者を相手に外角一辺倒の配球では抑えきれないのもまた事実。昨季の佐藤輝のコース別本塁打のデータを見ると、内角のストライクゾーンを7本塁打している一方、内角高めの打率は2割を切っています。苦手な内角高めを攻めるのはセオリーのはずですが、死球ゼロという事実が示すように、相手バッテリーはそこを攻めきれなかった。2冠王という特筆すべき成績を残した佐藤輝に対し、セの5球団は同じ過ちを犯すわけにはいきません。すでにデータの洗い出しは終わっているはずで、今季は厳しい内角攻めをしてくる可能性が高い。佐藤輝がそれをどうはね返すか、あるいは打撃を崩してしまうか。死球によるケガのリスクも増えるかもしれません」(橋本氏)

 そういえば、岡田顧問も連載中の週刊ベースボールのコラムで佐藤輝の「死球ゼロ」に触れ、<他球団の対策に「?」って感じやった><佐藤輝のウイークポイントとされるのは内角への攻めである。その内角攻めをまったくしてこないのだ>と書いていた。

 今季、真価を問われるシーズンになりそうだ。

 その佐藤輝を巡っては、こんな声も……。

「かねて球団にポスティングによるメジャー挑戦を直訴しているものの、なかなか確約が得られないようです。このオフ、移籍を容認されなかった才木しかり、夢を追いかけられないモヤモヤを抱えながら、プレーすることになりそうです」(在京球団編成担当)

 今年3月のWBCの影響を懸念する向きもある。

「救援右腕の石井の侍ジャパン入りが発表されましたが、阪神からは他にも多数のメンバー入りが予想されている。投手では才木と村上、野手では中野、森下、坂本に加え、佐藤輝も当落線上にいる。侍ジャパンが仮に日本時間3月18日の決勝に進めば、同27日に開幕する公式戦への影響は避けられない。WBCでは使用球やピッチクロックの適用など、普段とは違う環境でプレーする。帰国後に日本仕様に戻す時間は不可欠ですから。しかも、阪神は国際大会のトラウマがある。2008年北京五輪に藤川、矢野、新井の主力3人が出場。中でも新井は大会期間中に腰の故障が悪化し、長期離脱を強いられた。結果、チームは最大13ゲーム差をつけていた巨人にひっくり返され、V逸しました」とは、放送関係者。

 前評判では圧倒的有利な阪神とはいえ、付け入る隙はあるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 ところで藤川監督といえば、球団内での評価は芳しくないようだ。野球観や意見が合わないコーチを排除したがる傾向があるそうで、昨シーズン中にはその独裁的な振る舞いから、チーム内に波紋を広げる「事件」を起こしたという。いったい何があったのか。

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