大相撲の懸賞金は高い安いの問題にあらず 観客との一体感を希求する努力への対価でもある
懸賞は1本=7万円、力士の取り分は6万円、60本までの上限があるらしい。金額は大したことではない。たとえば、今年の全豪オープンの優勝賞金は415万豪ドル(約4億5000万円)で、1回戦出場が1600万円強、128ドローの予選1回戦負けの賞金でさえ437万円だった(男女同額)。スポーツと金の関係は単純ではないが、相撲の懸賞金は決して高い安いの問題ではない。
勝負はとことん大事として、客の帰りにどれくらい土産話を持たせてやれるか、プロの大事な目安だろう。全豪の大坂なおみが派手なコスチュームで入場して話題になったが、日本では総じて不評だった。好き嫌いはともかく、試合前にスタンドと一体感をシェアしたいと考えるのもプロのあり方ではないか。懸賞や賞金は、観客との一体感を希求する努力への対価とも考えられる。
元日のニューイヤー駅伝の優勝チームが各選手に報奨金1000万円を奮発したという。賞金ではない。その喜びを沿道と共有しているだろうか。




















