勝てそうで勝ちきれない久常涼に足りないもの…優勝争い中の自分を俯瞰してみてほしい
もちろん競り合いで勝てば最高ですが、「優勝」の2文字がチラついているときの自分を俯瞰してみて欲しい。
ドライバーは左右どちらに曲がったか、アイアンの距離感はどうか、パットやアプローチで手がしびれたか、呼吸は荒くなったか。心と体の状態、ミスの傾向が把握できれば、次の戦いで対処できます。
ミスがなくても、相手のスコアが上なら勝負には勝てませんが、緊張した戦いから得るものは多い。経験によってメンタルも成長します。目の前の出来事をどう捉えるかによって、感じ方は大きく変わります。
テキサス・オープンで優勝したのは、昨年の全米オープン覇者のJ・J・スポーンです。今季は7試合で予選落ち4回。最高位はザ・プレーヤーズ選手権の24位と不振でしたが、今大会は2022年にツアー初優勝を挙げているので、いいイメージで現地入りしたはずです。忘れていたものを思い出したように、初日から60台のスコアを連発。この日のバック9もショットが切れ、ピン右2.5メートルに1オンしてイーグルを奪った17番(パー4)のフェードボールは、さすがメジャーチャンピオンという精度でした。
優勝に向かって経験を積み、力を蓄えている久常は焦ることはありません。一つの優勝でガラリと変わることはよくあります。
それは今季か、それとも来季以降になるのか。答えを出すのは久常自身です。



















