「ユニホームを汚さんヤツや」 阪神時代の今岡真訪は野村監督から目を付けられて…

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 野村監督が退団し、02年に星野監督が就任。今岡の再生に尽力したのが、同監督と阪神にやってきた島野(育夫=故人)ヘッドコーチでした。「中日コーチ時代、阪神と戦うときは今岡が一番怖い打者でした」と話していたように、今岡の才能にも惚れていたんでしょう。試合のある日はアップのときから今岡の動きを見て、「きょうはええな」とか「どないしたんや?」などと毎日、声をかけていました。

 そしたら、その年は打つわ打つわで打率3割超え。翌03年には打率.340で首位打者を獲得します。フロントの私から見ると「技術的に何が変わったんかな?」という感じでした。今岡本人も島野コーチの熱意を意気に感じていたのかもしれません。

 昨季限りで阪神を退団、ロッテ入りもささやかれている今岡ですが、06年以降は故障もあって力を発揮できませんでした。今岡を支え続けた島野コーチが06年から一軍コーチを外れ、その後ユニホームを脱いだことを考えると、今岡にとって同コーチはとても大きな存在だったのでしょう。

 ファーム暮らしが続いた昨年、鳴尾浜で声をかけると今岡は、「頑張ります」と言っていました。本人は今年もタイガースでプレーするつもりだったのかもしれません。でも、ファームでは試合にも出なくなり、練習も中途半端になっていた。私としては復活を目指して死に物狂いで頑張ってほしかった。首脳陣やフロントが、そういう部分で物足りなさを感じたから「戦力外」になったのだと思っています。

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