ドジャース佐々木朗希「マイナー落ち」へ埋まる外堀…米メディアが「本人OK」の言質を取った

公開日: 更新日:

「スネル復帰時にドジャース佐々木朗希をマイナー降格させるべきだ」

 今月4日に掲載された米カリフォルニア・ポスト紙電子版の記事のタイトルは辛辣だった。

 現地時間2日のカージナルス戦で6回5安打3失点、今季3敗目(1勝)を喫したドジャースの佐々木朗希(24)。その2日後、日本通で知られる同紙のディラン・ヘルナンデス記者がローテ左腕のスネルが今月中にメジャー復帰する見通しであることを引き合いに、不振が続く右腕のマイナー落ちを提唱したのだ。カリフォルニア・ポストは、米大衆紙のニューヨーク・ポストの姉妹紙。

 同記者は「経済的・政治的な事情が佐々木のケースをより複雑にしているが、目標は同じであるべきだ。佐々木が潜在能力を最大限に発揮できる道筋をつけることだ」などと主張。

「経済的・政治的な事情」に関しての詳細には触れられていないが、佐々木がド軍入りした際に日米球界で「密約説」が浮上したことなどを踏まえると、ド軍にとって佐々木が特別な存在であるのは確かだ。

 一方で同記者は、韓国人内野手のキム・へソンが開幕マイナースタートとなりながら、現在はメジャーでレギュラーとしてプレーしていることも踏まえ、「特別扱いはやめるべきだ」とした。記事内では、「参考までに、佐々木はドジャースが彼にとって最善だと考えるなら、マイナーへの降格を受け入れると言っている」と、本人に直撃取材した形跡も見られる。

佐々木ら若手3投手のうち1人が降格

 佐々木の契約に「マイナー拒否条項」が含まれているかどうかを踏まえたものだろうが、本人の「マイナーOK」の言質を取ってまで降格を主張するくらいだから、佐々木がローテで投げ続けることをよほど否定的に捉えているのだろう。

 実際、ド軍の佐々木に対する待遇を巡っては、かねて一部米メディアやファンから批判の声が上がっていた。オープン戦で制球難に苦しみ、防御率15.58と散々な成績だったにもかかわらず、開幕ローテ入り。案の定、開幕から1勝3敗、同5.97とパッとしないからなおさらだ。

 日本時間7日には、ロバーツ監督がスネルの復帰時期について、同9日にマイナーで登板した後、メジャー復帰する方針を示した。先発ローテが再編されれば、佐々木、ロブレスキー、シーハンの若手3投手のうち1人が降格するとみられる。

 佐々木の次回登板は日本時間10日のブレーブス戦(ドジャースタジアム)。そこで見違えるような投球をすればともかく、マイナー降格へ外堀が埋められつつある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板

  4. 4

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  5. 5

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  1. 6

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  2. 7

    最重鎮OB廣岡達朗氏が巨人を一刀両断「野村克也の教え子がシーズン終了まで代行なんて冗談じゃない」

  3. 8

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  4. 9

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  5. 10

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 2

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  5. 5

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  1. 6

    高市首相「中傷動画」疑惑に逆ギレ答弁連発 質問した野党議員の制止振り切り“ご飯論法”で一気まくしたて

  2. 7

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  3. 8

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】

  4. 9

    維新はシャカリキでも産業界は「ノーモア都構想」…企業がごっそり“脱・大阪”前年度比1.8倍増

  5. 10

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由