「朱天の都」加賀谷きよい著│平安京を舞台に繰り広げられるファンタジーノベル
「朱天の都」加賀谷きよい著
政治が腐敗して京の都は荒れ果て、周囲の山にすむ鬼が跋扈していた。
右大臣の異母妹、麗景殿の尚侍(ないしのかみ)は帝の足が遠のき、むなしい日々を送っていた。そんな尚侍の元に帝の従兄弟、大弼宮がしのんできた。やがて尚侍は妊娠するが、死産する。
尚侍はお忍びであちこちに出かけるようになり東寺の祭礼で鬼の朱天童子に出会った。その姿に魅入られた尚侍は、朱天童子相手にすごろくをしたりして日々を過ごす。
やがて飢饉や疫病の流行に帝の徳を問う声が出るようになり、帝はそれらの禍を鬼の仕業だとして朱天童子の討伐を命じる。
平安京を舞台に繰り広げられるファンタジーノベル。
(新潮社 2145円)


















