著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

佐々木朗希が開幕ローテ入りした深層…ドジャースはOP戦の成績を重視しない球団の代表格

公開日: 更新日:

 メジャーリーグでは「オープン戦と公式戦は別物」という考え方が広く浸透し、以前ほどオープン戦の成績が重視されなくなっている。

 特に鳴り物入りで入団した大型新人はオープン戦の成績が目を覆うほどひどいものであっても、開幕前にマイナー落ちするケースはほとんどなくなった。

 その典型的なケースがメジャー1年目(2018年)の大谷翔平だ。

 大谷はこの年のオープン戦で投手としては防御率27.00。打者としても打率1割2分5厘、長打ゼロと散々な成績だった。そのためメディアから「メジャーのレベルではない」と酷評された。

 しかし、エンゼルスは短期間で適応できるとみて公式戦開幕からDHのレギュラーと先発4番手を兼ねる二刀流選手として起用。その判断が吉と出て大谷は投打の両面で華々しい活躍を見せ旋風を巻き起こした。

 今季、オープン戦の成績をあからさまに無視した球団はドジャースだ。

 ド軍では正二塁手のエドマンが足首の手術を受けた影響で開幕から5月末まで負傷者リストに入るため、「右投手用の二塁手」に誰を使うか人選が行われ、オープン戦の打率が4割0分7厘だったキム・へソンではなく、1割2分5厘だったフリーランドが選ばれた。これにより、キムは3A降格となったため、韓国のメディアから批判の嵐が巻き起こった。

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