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Ricardo Setyonジャーナリスト

リカルド・セティオン 1963年生まれ。サンパウロ出身。中東戦争やユーゴスラビア紛争などを現地取材。スポーツジャーナリストに転身し、8カ国語を操りながらブラジルメディア以外にも英「ワールドサッカー」、伊「グエリン・スポルティーボ」など幅広く執筆。BBCのラジオ番組にも出演。98年、02年のW杯期間中にブラジル代表付き広報を務めた。現在もジーコ、ロナウド、ロナウジーニョ、カフー、ドゥンガら大物との親交も厚い。13年コンフェデレーションズカップではFIFA審判団の広報。国内では「ワールドサッカーダイジェスト」「スポルティーバ」などでコラムを執筆中。ブラジルのマッケンジー大、パナマのパナマ大、イスラエルのハイファ大などでスポーツマネージメントの講義を行う。自他ともに認める「サッカークレージー」。

選手や関係者が開催国に行けず…アフリカ最優秀審判は米国入国を拒否され、FIFAにも見捨てられた

公開日: 更新日:

 米国と交戦中のイラン。トランプは彼らを失格にして代わりにイタリアを呼びたかったらしいけど、さすがにそこまでやると、W杯自体が意味のないものになっちゃうから、実現しなかった。でも米国はなんだかんだ言って、選手や関係者にビザを出し渋っている。不安に感じたイランは米国滞在を最小限にするため、キャンプ地を米アリゾナからメキシコに移し、24時間の特例ビザで試合の朝に米国へ飛び、試合後すぐに出国することにした。でも選手には負担がかかるし、もし悪天候で飛行機が飛ばなかったらどうするんだろう。

 極めつきは、ソマリアの審判オマル・アルタン氏の件だ。彼は2025年のアフリカ最優秀審判で、その功績を買われ、今回W杯で笛を吹くことになった。ところが彼はマイアミ空港で入国を拒否されてしまった。理由は不明。確かに彼は渡航禁止のソマリアの出身だけど、FIFAのスタッフだよ。身元もしっかりしている。それを入国させないなんてあり得ない。

 もっとおかしいのは、FIFAがそれに対し、抗議どころか、アルタン氏を審判団から外してしまったんだ。

 FIFAは大会をつつがなく終えられるよう、米国とトランプのご機嫌取りをしている。これってとんでもないことだよね。

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