メジャーが本気で狙う157km右腕横浜・織田翔希 夏の甲子園に一抹の不安
一方、ここまでの織田は、ケガやアクシデントに見舞われるケースが少なくなかった。この神奈川大会では、準決勝の慶応戦に加え、2回戦の湘南工大付戦でも打球が左足の骨に直撃、緊急降板を強いられた。昨夏の県大会や2年春のセンバツでは胃腸炎に見舞われ、センバツでは点滴を打ちながら登板したほどだ。
さるパ球団のスカウトは、「最終回、2死から明らかにギアを上げた投球は圧巻でした」としたうえで、こう続けた。
「しなやかなフォームで出力も非常に高い。スライダーも優れており、日増しに成長しているのは間違いない。しかし、まだまだ線が細いゆえに肩肘に故障リスクを抱えているのは確か。まして、織田を巡っては、複数のメジャー球団が本気で獲得を狙っています。ドジャースは親御さんにも会ったそうですし、レンジャーズも織田の地元である北九州の恩師に接触していると聞きました。本人もメジャーに関心があるといいます。そうなると、甲子園でケガをするわけにはいかない。痛めたハムストリングの故障はクセになりやすい。優勝が懸かっている決勝戦まで進めばともかく、あまり無理はできないでしょう」
新たな甲子園のスター誕生は待ち遠しいが、過度な期待はしない方がいいかもしれない。


















