「愛書狂」G・フローベールほか著、生田耕作編訳

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■愛書狂の人々を描く作品集

 バルセロナの裏通りで本屋を営むジャコモは、書物のこと以外にはまったく興味がない。奇書珍籍の競売で手に入れた書物に埋もれながら、夜な夜な喜びに浸る。ある日、サラマンカ大学の学生が、ジャコモが秘蔵する手写本「トルコ年代記」を買い取りたいと来店。大金を積まれても手放す気はないジャコモだったが、スペインで最初に印刷された「聖ミカエルの秘蹟」の情報と本を交換する。しかし、「聖ミカエルの秘蹟」は商売敵のバティストの手にわたってしまう。(G・フローベール著の表題作)

 不治の奇病「ビブリオマニア(愛書狂)」に取りつかれた人々を描く作品集。
(平凡社 1400円)

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