「食べるのを我慢できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。」白澤卓二著

公開日: 更新日:

 何度もダイエットに失敗している、満腹になると眠くなる、飲んだ後のシメの炭水化物が大好物でやめられない――。これらに覚えがあるなら、糖質中毒による異常食欲が起きている可能性が高いと本書。

 白米や小麦、白砂糖など糖質の多い食材を取ると、脳内には快感ホルモンと呼ばれるドーパミンが分泌される。そして、糖質過多の食事を続けていると、より強い快感が欲しくなり、糖質摂取量がどんどん増えていく。薬物中毒と同じで意志ではコントロールできず、食欲が暴走して肥満へと突き進むことになるそうだ。

 本書では、白米やパンなど軟らかいものでもひと口30回は噛む、食事の後に歯を磨いて“ダラダラ食い”をリセットするなど、異常食欲を断ち切る工夫も紹介する。

(KADOKAWA 1200円)


【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…