「この歯医者がヤバい」斎藤正人著

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 日本の歯科医院の数はコンビニの数を上回る“供給過多”で、患者からできるだけ多くの治療費をむしり取ろうと、必要のない抜歯を行う悪徳医院が急増しているという。「抜かない」を信条とする歯科医である著者が、良い歯科医の見分け方を伝授している。

 例えば、現状を分かりやすく説明してくれること。なぜ痛いのか、どうして歯茎が腫れているのかなどをかみ砕いて教えてくれる歯科医は意外と少ない。説明もなく、治療だけをどんどん進めていくような場合は要注意だ。

 また、患者の希望に沿った治療をしてくれることもポイント。痛みを止めて欲しいと頼んでいるのに、どうせぶり返すからと強引な抜歯を勧める歯科医もいる。そんなときは、即刻転院を考えよう。

(幻冬舎 780円)

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