「長生きしたけりゃ『肺活』しなさい」奥仲哲弥著

公開日: 更新日:

 日本人の死因第9位のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)。少しずつ肺の機能が破壊され、呼吸困難に陥って命を落とすこともあるこの疾患は、別名「たばこ病」とも呼ばれる肺の生活習慣病だ。

 およそ700万人が罹患しているといわれるが、治療を受けている人は50万人に満たない。その背景にあるのが、COPDの認知の遅れと、ある程度進行しないと自覚症状が出ないこと。少し体を動かしただけで息切れするなど異変を感じた段階で病院に行っても、一度壊れてしまった肺の状態は元に戻せないのが恐ろしいところだ。

 本書では、喫煙者は今すぐ禁煙することを前提に、肺の機能を維持する方法を伝授。口すぼめ呼吸や肺の若返りストレッチなど、簡単にできる「肺活」を紹介していく。

(小学館 1300円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁