「“町内会”は義務ですか?」紙屋高雪氏

公開日: 更新日:

 本書には同じような苦い経験をした人にはわが意を得たりのエピソードや、町内会の戦前・戦後の歴史とか活動実態がわかる全国統計などもコンパクトに紹介されていて、格好の“町内会入門書”となっている。

 定年後に地域デビューしたい団塊オヤジへのアドバイスはこう。

「とにもかくにも、会社の話はしないことですね。会社の肩書とかノウハウは町内会のペースと合わないと、肝に銘ずるべきです。私は、手当なし・義務なし・会費なしの完全ボランティアの『ミニマム町内会』を提唱していますが、町内会は親睦だけでも何とかやっていけるんですよ。それも、なまじ“絆”だと肩ひじ張らないで。つながりと呼ぶにはゆるすぎるほどの、離脱も自由な町内会であってほしい。それに物足りない人は、仲間を募ってプラスアルファでやればいいんですから」(小学館 740円+税)

▽かみや・こうせつ 1970年愛知県生まれ。京都大学法学部卒。著書に「オタクコミュニスト超絶マンガ評論」「超訳マルクス」などがある。

【連載】著者インタビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体