「『大人の発達障害』をうまく生きる、うまく活かす」田中康雄、笹森理絵著

公開日: 更新日:

 10年ほど前までは、発達障害は専門家の間でも“子供特有のもの”と考えられてきた。しかし近年では、大人になってから診断されるケースも増えている。本書では、時間の管理が苦手だったり、物の整理整頓ができないなど、社会の中で生きづらさを感じている人へのサポートの仕方を解説している。

 発達障害の人は、計画性や段取りを持って物事に取り組むことが難しく、自分の興味を優先しがちだ。そこで会社では、一つずつ細かく指示を出すのがよい。朝まとめて一日の仕事を渡すのではなく、「最初はこれを10時までに」「次はこれを12時までに終わらせて」などと指示できれば、トータルの生産性は高くなる。

 会社や部署を円滑に運営するためにも知っておきたい。

(小学館 720円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?