ミドルエージの危機を乗り切る編

公開日: 更新日:

 例えば、多くの中高年男性は感情を抑えることを美徳としている。感情的など女々しいことで、男性はクールであるべきだと。しかし、それゆえに感情対処ができなくなり、“キレる老人”になるのは嫌だ。とはいえ、急に感情を出せと言われても難しい。そこでお勧めなのが旅をすること。非日常に身を置くことで理性が解放され、感情を全開にしやすくなるはずだ。

(KADOKAWA 1600円+税)

■「ダンナの遺産を子どもに相続させないで」高橋成壽著

 中高年の間でも盛んになってきた“終活”。自分が先に逝ったとき、妻がどう暮らしを立てていくのか考えておくのも夫の役割だ。国民年金や厚生年金があるから大丈夫というわけにはいかない。妻が夫の死後に受け取れる年金の総額は、夫が自営業ならば生前の半額、サラリーマンでも3~4割減となる。

 そこでファイナンシャルプランナーの著者は、妻の老後のためには全財産を妻ひとりに相続させるべきと提案している。実は、持ち家や宅地は妻が相続すると相続税が格段に安くなったり、相続財産は1億6000万円まで非課税になるなどのお得な仕組みがあるのだ。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった