公開日: 更新日:

 食に関する情報は、多くの人にとって大きな関心事だが、昨今、食の安全に関するニュースが後を絶たず、不安は募るばかりだ。そこで健康のために、現代人は何を食べるべきなのかを改めて教えてくれる本を紹介する。驚くべき知見が満載で、常識が覆される。

■「オーガニックラベルの裏側」クレメンス・G・アルヴァイ著、長谷川圭訳

 ヨーロッパ各地の生産現場を取材し、有機食品の舞台裏に迫り、人々の抱くイメージとは異なるその実態を伝えたリポート。

 ドイツ国内の有機養鶏場では、採算性を求めるあまり、有機とは本来無縁であるはずの遺伝子を組み換えたハイブリッド種の鶏を飼育。従来型の非有機飼料に合わせてデザインされたハイブリッド鶏は、有機飼料だけでは栄養が不足するために非有機飼料も与えられ、抵抗力が弱いために抗生物質も使用されているという。

 その他、殺菌剤や有機栽培用農薬がふんだんに使われ、食べると口の中がヒリヒリする有機栽培リンゴなど。有機畜産・有機農業の現実を告発。表示やうたい文句に惑わされずに「自分が食べる物は自分が決める」という基本の大切さを痛感させられる。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」