• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「スクリーンの向こうに新藤兼人の遺したもの」新藤兼人著、新藤次郎編

 100歳で亡くなるまで現役の脚本家・映画監督として、多くの作品を世に送り出した新藤兼人の生前の文章を編んだ映画エッセー。

 軍隊に入隊した兄との面会に行くたびに、母にねだって映画を見た少年時代の思い出から、戦争体験、そして「原爆の映画は永遠に撮り続けるべきだと思っている」と自らが広島出身ゆえに人一倍こだわりがある原爆映画への思い、さらに「仕事をしているときはつねに、女優さんに性欲を感じています」と、想像する者にもっとも必要なのは知識でもセンスでも体力でもなく、欲望だと語る創作の原点まで。

 同時代を生きた名優、名女優、名監督らとの思い出を交えながら、映画一筋に生きた氏の人生と哲学がぎっしりと詰まった映画好きにはたまらない珠玉本。

(NHK出版 1800円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広“ジャニーズ残留”決定か…ウラに野望とカネと打算

  2. 2

    静香次女コウキ ファッション業界で囁かれる“本当の実力”

  3. 3

    キムタク低迷と次女デビューで…動き出した工藤静香の狙い

  4. 4

    無策の安倍首相を尻目に…本田圭佑「電撃訪朝」急浮上

  5. 5

    竹内涼真vs手越祐也 明暗分かれたサッカーW杯キャスター評

  6. 6

    フジの中居MC計画潰した 「徹子の部屋」は元の放送時間へ

  7. 7

    強豪私学が相次ぎ予選敗退…公立高校が全国で“逆襲”のワケ

  8. 8

    90年代はやりたい放題だった…とんねるずへのノスタルジー

  9. 9

    結婚を前提に交際中…高畑充希を両親に紹介した坂口健太郎

  10. 10

    最近目立つ暴力事件より高校野球で根深いのは“たばこ問題”

もっと見る