「黒闇」草凪優氏

公開日:  更新日:

 男を勃たせるだけでなく女をも濡らす、官能小説界の“両刀遣いのカリスマ”が恋愛小説に挑んだ。著者自身、初の単行本化に気合も十分だ。

「官能文庫はオジサンを意識してヤボなほうがいい部分があるけれど、今作は女性読者を意識して、洗練を心がけました」

 とはいえファンの期待は決して裏切らず、切なく狂おしい濡れ場もある。

「当初、濡れ場がなくてもいいと言われたんだけれど、ないとやる気がまったく出なくてね(笑い)。セックスがテーマなのは間違いないけれど、官能小説と違うのは日常のリアリティーと“愛”です」

 主人公の迫田は元ミュージシャン。35歳で無職、妻に養われるヒモ男だ。社会的に底辺の男が、ある依頼を機に人生が激変。身を売って糊口をしのぐ母娘に出会い、まっとうな日常とささやかな幸せを手に入れる。ところがそれは長く続かない……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    M4~5級が異例頻発…南海トラフ地震「1~2年後」と専門家

  2. 2

    水道法改正の裏で…民間業者「水を止める」と住民“脅迫”

  3. 3

    今度は雑誌がバカ売れ…女性の圧倒的支持を得た白石麻衣

  4. 4

    「第2の貴ノ岩」の懸念も…貴乃花が置いていった7人の地雷

  5. 5

    志村けんの「酒・カネ・オンナ」68歳の優雅な独身貴族生活

  6. 6

    偶然なのか…「不適切入試」の医学部はなぜかブラック病院

  7. 7

    4K&8Kテレビの選び方は…両方導入したプロが基礎を解説

  8. 8

    家庭内でも孤立…貴乃花が妻と弟子にした“正座説教”1時間

  9. 9

    専門家が指摘…あおり運転は善良なドライバーもやっている

  10. 10

    上沼恵美子で騒ぐ連中の勉強不足…便乗TVもどうかしている

もっと見る