「風かおる」葉室麟著

公開日:  更新日:

 黒田藩藩士の三女に生まれた菜摘は、3歳で同じ藩の佐十郎の元に養女に出された。しかし、10年後に佐十郎が致仕したため実家に戻り、鍼灸師の亮に嫁いだ。夫から鍼灸術やオランダ医学を学んだ菜摘は、今では長崎に留学した夫に代わり患者の治療を引き受けていた。ある日、往診を頼まれ出かけた庵で、佐十郎と再会する。駆け落ちした妻とその相手を10年間追い続け、妻敵討ちを果たして帰郷した佐十郎は、重い病を抱えているようだった。菜摘は佐十郎が近々、ある人物と果たし合いをしようとしていることを知る。相手は、10年前に佐十郎に妻敵討ちをそそのかした人物らしい。

 流転する男の人生を哀歓豊かに描く長編時代小説。(幻冬舎 1600円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安倍政権に財界ソッポ 目玉の「原発輸出」日立凍結で全滅

  2. 2

    「今日俺」人気を陰で支えた“カメレオン俳優”太賀の底力

  3. 3

    賀来賢人「今日から俺は」が日テレドラマのトップ走るワケ

  4. 4

    嫌われクロちゃんが一転…キャバ嬢に大人気の意外な理由

  5. 5

    嶋大輔が復活!「今日俺」でのリバイバルに本人びっくり

  6. 6

    和田アキ子の大晦日が“空白” NHK紅白サプライズ出演あるか

  7. 7

    北島三郎復帰に“禁じ手” 平成最後のNHK紅白は無法地帯に

  8. 8

    長谷川博己と破局報道 鈴木京香「もう育てきった」の真意

  9. 9

    中日から強奪は“吉”か 虎入り確実ガルシアに3つの懸念材料

  10. 10

    キンプリ早くも「嫌いなジャニーズ」に…なぜアンチ多い?

もっと見る