「闇を叩く」稲垣潤一著

公開日: 更新日:

 高校を卒業し就職した潤一の初出社の日、友人の荒木から電話が入る。荒木は、仙台で5本の指に入るといわれているギタリストで、地元で有名なバンド、ロングイヤーズアフターのメンバーだった。

 バンドを抜けたドラマーの後任を務めることになった潤一は、会社を1日で辞める。やがて、東京に進出したバンドが解散。仙台に戻り、無為の日々を過ごしていた潤一をある日、バンドの後輩・黒川が訪ねてくる。潤一とバンドをするために仙台に戻ったという黒川に誘われ、潤一は再び、仙台でバンド活動を始めるが、思うような仕事はなく、昼は花屋やちり紙交換のバイトをしつつ、機会をうかがう。

 人気ミュージシャンがつづる青春自伝小説。
(小学館 670円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー