「妻恋坂マンション」鬼島紘一著

公開日: 更新日:

 一生で一番高価な買い物、マイホームの不正問題が後を絶たない。昨年は神奈川県の大型マンションで大手ゼネコンの杭打ち偽装が発覚。住人は今なお不安な日々を過ごしている。

 本書はそんなマンション問題がテーマ。マンションの管理会社と管理組合が癒着。不審な外壁修繕工事費の発覚をキッカケに、主人公の大竹次郎はたった一人で管理費不正流用の追及を始める。黒幕は管理組合役員かそれとも――。

 建設業界を知り尽くす元大手ゼネコンの課長だった著者が、実例をもとに描いた書き下ろし注目作!(徳間書店 660円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因