「妻恋坂マンション」鬼島紘一著

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 一生で一番高価な買い物、マイホームの不正問題が後を絶たない。昨年は神奈川県の大型マンションで大手ゼネコンの杭打ち偽装が発覚。住人は今なお不安な日々を過ごしている。

 本書はそんなマンション問題がテーマ。マンションの管理会社と管理組合が癒着。不審な外壁修繕工事費の発覚をキッカケに、主人公の大竹次郎はたった一人で管理費不正流用の追及を始める。黒幕は管理組合役員かそれとも――。

 建設業界を知り尽くす元大手ゼネコンの課長だった著者が、実例をもとに描いた書き下ろし注目作!(徳間書店 660円+税)


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