「妻恋坂マンション」鬼島紘一著

公開日: 更新日:

 一生で一番高価な買い物、マイホームの不正問題が後を絶たない。昨年は神奈川県の大型マンションで大手ゼネコンの杭打ち偽装が発覚。住人は今なお不安な日々を過ごしている。

 本書はそんなマンション問題がテーマ。マンションの管理会社と管理組合が癒着。不審な外壁修繕工事費の発覚をキッカケに、主人公の大竹次郎はたった一人で管理費不正流用の追及を始める。黒幕は管理組合役員かそれとも――。

 建設業界を知り尽くす元大手ゼネコンの課長だった著者が、実例をもとに描いた書き下ろし注目作!(徳間書店 660円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に