「セブン」浅暮三文著

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 湯島のラブホテルで自殺を装った制服姿の女子高生の他殺体が見つかる。警察は消えた男の行方を追う。所轄署の女刑事・如月七も本庁捜査1課の土橋と組んで捜査に加わる。

 妹によると被害者の玲奈は、働く母に代わって家事を担当し、受験勉強に専念するため部活動をやめたという。七は妹の話と、口から精液が検出された遺体の状況との落差に違和感を抱く。やがて、玲奈が秋葉原でJKお散歩と呼ばれる新手の風俗のアルバイトをしていたことが分かる。一方で、ホテルの監視カメラの映像を調べた七は、玲奈と同じ階の部屋を1人で使っていた若い女がいることに気づく。

 過去のある出来事から人の心に寄り添うことができない美人刑事を主人公にした警察小説。(光文社 640円+税)


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