「お医者さんも知らない治療法教えます 完結編」田辺功著

公開日: 更新日:

 医療ジャーナリストの著者が、“あまり知られていないが効果がある”と確信したよりすぐりの治療法を症状や疾患別に紹介するシリーズの完結編。

 病院に行っても治りにくい疾患の代表といえば、腰痛が挙げられる。腰痛の原因には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがあるが、実はこうした疾患がなく整形外科では原因不明といわれる腰痛が、全体の8割以上を占めているという。

 本書では、この原因不明の大部分が「骨盤にある仙腸関節の不具合」にあるとして、骨盤内の運動を促進するリハビリのみで腰痛を改善する治療法と、その名医を紹介している。

 従来の考え方に固執するあまり、新しく有効な治療法を認めない医師も少なくない。本当に治したいなら、患者も賢くなる必要があるのだ。(西村書店 1500円+税)


【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも