「ガーデンセラピー」高岡伸夫著

公開日: 更新日:

「庭」の持つ抗酸化力を活用しながら、心身のバランスを整えるガーデンセラピーの本。

 星薬科大学の塩田清二教授の実験では、一定のストレスをかけた被験者の一方を室内にとどめ、一方には庭を見せて体内の抗酸化値を調べた。すると、庭を見たグループのみ、抗酸化値が有意に上昇したという。つまり、細胞をさびつかせ、さまざまな疾患の要因にもなる活性酸素の除去力が、庭を見ることで高まることが分かったわけだ。

 欧米では、すでに予防医学の分野でガーデンセラピーが取り入れられている。自宅に広い庭があればベストだが、実はコンテナに寄せ植えをしたり、ハーブを育てるなど、ごく小さな“庭”でも十分に効果が期待できるという。緑を育ててストレスを癒やしてみては?(幻冬舎 1400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"