若者の創作意欲刺激 大人気SNS「インスタグラム」の正体

公開日: 更新日:

「できる100の新法則 Instagramマーケティング」株式会社オプト&できるシリーズ編集部

 いま企業はこぞってSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用に乗り出している。少し前まではフェイスブックなどに公式アカウントを持って新商品やイベントの告知などに役立てていたが、いま人気はなんといってもインスタグラム

 理由の第1は写真に特化したことで「言葉の壁を難なく越えてしまう」こと。またフェイスブックの「再共有」やツイッターのリツイートなどのような「拡散」機能がないのも特徴。SNSが爆発的に流行したのは情報を手軽に拡散できることだったが、インスタグラムは逆に自分で写真を撮る行為が前提になる。これを面倒と思うのはこれまでの「読むだけ・見るだけ」のマスコミに慣れた中高年で、SNS慣れした若者たちにとってはユーザーとしての創作意欲を刺激されることを意味する。つまりインスタグラムの成功は、それだけSNSが成熟してきた証しでもあるのだ。

 本書はこれを活用して自社のマーケティングに役立てる法をアドバイス。担当者を「運営」と「効果測定」に分けて客観的視点を持つことも大事。投稿する時間帯もユーザーの移動時間かリラックスタイムを狙うこと、と細かなアドバイスが特徴だ。(インプレス 2000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性