「東京オリンピック『問題』の核心は何か」小川勝著

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 リオデジャネイロ・オリンピックが終わり、いよいよ次は東京だ。だが、新国立競技場や公式エンブレム問題が相次ぎ、大会の準備はスタートから迷走している。本書は、オリンピックを東京で開催する意義を改めて考察した五輪本。

 大会の準備・運営の基本方針を読むと、政府は日本人選手の金メダル数や経済効果、国力を世界に誇示することに固執し、五輪を「日本が恩恵を受けるためのイベント」ととらえていることがよくわかると批判。開催都市は、五輪から恩恵を受ける側ではなく、オリンピアンたちに恩恵を与える側であると説く。オリンピック憲章の理念に立ち返り、2度目の東京から世界に発信すべき理念とは何かを考える。(集英社 700円+税)

【連載】新書あらかると

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