佐伯泰英6年ぶり新作「空也十番勝負 青春篇 声なき蟬」刊行

公開日: 更新日:

 シリーズ累計2000万部突破の大ベストセラー、佐伯泰英著「居眠り磐音 江戸双紙」(双葉社)。今年1月には51巻で完結を迎えたが、最終章では主人公・坂崎磐音の元から、磐音の嫡子・空也がひとり武者修行に旅立つシーンで幕を閉じた。

 空也のその後を描いた「空也十番勝負 青春篇 声なき蟬」(上・下)が来年1月6日に双葉文庫から刊行される。著者にとっては6年ぶりの新主人公だ。

 上巻の舞台は、肥後・日向。下巻はよそ者を受け入れない“異国”薩摩を舞台に、度重なる試練に立ち向かい、志を貫こうとする若武者の姿を描く。「居眠り磐音 江戸双紙」の続編的な要素もありながら、新たな物語の始動も感じさせ、磐音ファンならずとも楽しめる作品となりそうだ。

 またNHKで2007年から3シリーズにわたり放送されて好評を博した山本耕史主演のドラマ「陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~」の完結編が17年の正月時代劇として放送されることが決定。放送日は1月2日(予定)。

 年始は、磐音ドラマも見逃せない!

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理