「魚と日本人 食と職の経済学」濱田武士著

公開日:  更新日:

 魚の知識にたけ、客に調理法なども提案する鮮魚店をはじめ、漁師や卸業者、仲買人など。日本の魚食文化を守ってきたこれらの職能を「魚職」と名付け、それぞれの役割や彼らを取り巻く経済環境を解説したテキスト。

 魚職が集結し、産地や消費地の情報も集まる水産物卸売市場は、魚食の発信地である。しかし、消費低迷に加え、物流の発展による市場外流通の拡大で、卸売市場の取扱量が減り続け、業者の廃業が続出している。魚離れだけが要因ではない鮮魚店減少の背景をはじめ、善戦する各地の鮮魚専門店やローカルスーパー、産地の水産加工業者、そして漁業の現状を綿密に取材。その課題や彼らの取り組みを検証しながら、魚食と魚職の新たな関係を考察する。(岩波書店 820円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    豊洲市場の事故現場は“血の海”だった…目撃者は顔面蒼白

  2. 2

    6億円&原監督のメッセージ…巨人「FA炭谷取り」真の狙い

  3. 3

    「人の税金で学校」麻生大臣また舌禍で安倍政権の公約破壊

  4. 4

    袴田吉彦と“アパ不倫”の真麻さん 新恋人との「結婚」激白

  5. 5

    鼻を突く生臭さ…豊洲市場の内外で漂い始めた「腐敗臭」

  6. 6

    原巨人ため息…“陰のMVP”天敵フランスアは広島であと5年

  7. 7

    元武富士ダンサーズ 大西裕貴子さんが明かす“CM撮影秘話”

  8. 8

    ネットに顔さらされた運転手はホリエモンを訴えられる?

  9. 9

    関根正裕×江上剛 総会屋事件対応した2人が語る今の銀行界

  10. 10

    FA丸は残留が本音か “契約年数”上積みなら広島に勝機あり

もっと見る