「木のみかた 街を歩こう、森へ行こう」三浦豊著

公開日: 更新日:

「森」と「林」の違いをご存じか。森の語源は「盛り」で自然にたくさんの木々が生い茂っている状態を指す。林は「生やす」からきていて、特定の機能を持たせるために、特定の木が生えるよう手を加えた空間が「林」で、林はあくまでも人が関わって生まれた場所。そして、そこが森なのか、林なのかを意識しながら歩いてみるといろんな面白いことが見えてくる、と「森の案内人」を自称する著者はいう。

 街中の車道の路肩や公園の刈り込みの中からでも生えてくるキリの木、神社の境内でよく見かけるクスノキ、ヒートアイランド現象で日本の市街地でも成長できるようになった赤芽槲など15種の木と森を紹介するガイドブック。(ミシマ社京都オフイス 1000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  2. 2

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 3

    橋本環奈『天久鷹央の推理カルテ』コア視聴率も低迷…パワハラ報道前からあった"上げ底人気"疑惑

  4. 4

    趣里と三山凌輝に結婚報道…“希代のワル”羽賀研二を彷彿とさせる男の登場に水谷豊どうする?

  5. 5

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  1. 6

    ベッキー不倫騒動が教訓 LINEはこうして筒抜けになる

  2. 7

    自民“裏金議員”西田昌司氏が沖縄戦に許しがたいイチャモン…次期参院選に推薦した公明は真っ青

  3. 8

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  4. 9

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  5. 10

    嵐「解散ビジネス」で荒稼ぎの皮算用…総売り上げは500億に? 2026年5月に活動終了