• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「源氏姉妹」酒井順子氏

〈いつもであれば、唇が私の顔を確かめるかのように動いているうちに眠ってしまうのですが、このときは唇が唇を覆ったままで、私の口の中に、ぬめぬめと動く舌が入ってきたのです。そうかと思うと、源氏さまの手が単衣の中に差し込まれて……〉

 こう回想するのは、光源氏にもっとも愛された女性のひとりであり、幼い頃にその美貌を見込まれ、かどわかされた紫上だ。

 本書は、卓抜した妄想力とプロファイル力で、誰もが知る古典作品「源氏物語」を新たな切り口で描いた物語。光源氏という日本文学史上最高のモテ男と交わり、図らずも“姉妹”となった総勢17人の女性たちが、赤裸々な“しちゃった体験”を独白する形で、光源氏という男の真の姿を浮かび上がらせていく。

「古典作品とエロという、私の好きな2つのテーマを合体させたことで本作は誕生しました(笑い)。源氏物語を今風に言えば、性依存症の一人の貴公子が、さまざまな女性と関係を結びまくるお話。源氏物語は漫画化や映画化により女性ファンが多いようですが、高校の教科書以来、読んだこともないという男性にも、楽しんでいただければうれしいですね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    総裁選の争点に 石破氏の秘策は「加計問題」と「脱原発」

  2. 2

    黒田総裁は“白旗”か…ついに日銀が「株を買うのをやめた」

  3. 3

    今年も唯一ゴルフ不参加…福田元首相はやっぱり“アベ嫌い”

  4. 4

    キーマンは“任侠”代表 急浮上する山口組3派再統合話の行方

  5. 5

    進学説の真偽は…金足農・吉田輝星めぐるプロ争奪戦の内幕

  6. 6

    イメージダウン必至の日本大学 新入生の半数は付属から

  7. 7

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  8. 8

    翁長氏が後継指名 玉城氏出馬でどうなる沖縄知事選の行方

  9. 9

    森達也氏が危惧 オウム以降の日本社会は「集団化」が加速

  10. 10

    地元は必死に寄付金集め 金足農“想定外”快進撃の舞台側

もっと見る