「インターネット文化人類学」セブ山著

公開日: 更新日:

 ネットで怖いのが「炎上のリスク」。では、どんなときに炎上するのか。

 例えば犬の写真と「かわいい」だけではOKだが、「犬と遊ばない人の気持ちが理解できない」などとツイートすると「犬アレルギーの人の気持ちが分からないのか!」ということになる。つまり「調子に乗っているとき」で、さらにその人が「社会的地位がある」と、〈炎上させ師〉が登場する。炎上させることで自分たちの記事へのアクセスが伸びて広告収入で儲かるからだ。だが、炎上経験者によれば「実生活で実害は一切なかった」。「オモコロ」などの人気記事執筆者が、画面の「向こう側」の世界を文化人類学の視点で読み解く。(太田出版 1450円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択