「哲学的な何か、あと科学とか」飲茶著

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 誰もが信じて疑わない科学理論の「正しさ」について、哲学的な視点から考察する哲学入門書。

 例えば、難解で文系には敬遠されるアインシュタインの相対性理論。そもそもこの理論が生まれた発端は、「マイケルソン・モーリーの実験」と呼ばれるもので「地上のどの方向から観測しても光の速度は一定である」という定説とは矛盾する衝撃の実験結果が出てしまったからだという。速度=距離÷時間であるから、速度が一定なら距離と時間を変えるしかないと、矛盾を解決しようとして生まれたのが「特殊相対性理論」なのだと。他にもカオス理論やエントロピー増大の法則などを取り上げ、科学的正しさの危うさを指摘しながら哲学の面白さに目覚めさせてくれるお薦め本。(二見書房 700円+税)

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