「哲学的な何か、あと科学とか」飲茶著

公開日:

 誰もが信じて疑わない科学理論の「正しさ」について、哲学的な視点から考察する哲学入門書。

 例えば、難解で文系には敬遠されるアインシュタインの相対性理論。そもそもこの理論が生まれた発端は、「マイケルソン・モーリーの実験」と呼ばれるもので「地上のどの方向から観測しても光の速度は一定である」という定説とは矛盾する衝撃の実験結果が出てしまったからだという。速度=距離÷時間であるから、速度が一定なら距離と時間を変えるしかないと、矛盾を解決しようとして生まれたのが「特殊相対性理論」なのだと。他にもカオス理論やエントロピー増大の法則などを取り上げ、科学的正しさの危うさを指摘しながら哲学の面白さに目覚めさせてくれるお薦め本。(二見書房 700円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    地方は“安倍自民NO” 高知新聞「内閣支持率26%」の衝撃

  2. 2

    年商200億円の深キョン新恋人 “ホコリだらけ”の女性遍歴

  3. 3

    JOC会長を猛批判 小池知事に長男・竹田恒泰氏との“因縁”

  4. 4

    菊川怜の夫は裁判沙汰に…女性芸能人が“成金”を選ぶリスク

  5. 5

    「団十郎」襲名の海老蔵が「白猿」に込めた暴行事件の自戒

  6. 6

    実業家と交際報道も…深田恭子と亀梨の“愛犬散歩”目撃情報

  7. 7

    カリスマ経営者が警告「リーマンに近いことに」の現実味

  8. 8

    高校ラグビー決勝戦で話題に 各地の「桐蔭」の由来は?

  9. 9

    社員に聞いた 深田恭子を射止めた41歳スゴ腕経営者の評判

  10. 10

    30歳適齢期は昔話 石原さとみ&深田恭子が結婚しないワケ

もっと見る