「『意識高い系』の研究」古谷経衡著

公開日: 更新日:

「意識高い系」と呼ばれる若者たちの素顔を分析した現代若者論。

 彼らはよく「リア充」と混同されるが、実は似て非なる存在であると指摘。リア充とは、土地に土着した人間関係を構築し、その土地は親族から提供(同居や相続)された人や状態と定義。一方の意識高い系は大都市部の非定住民=よそ者で、それがゆえにゼロからの人間関係構築を余儀なくされる。よって彼らは、リア充に対し猛烈な憧れを抱き、豊富な人脈と洗練された都市的ライフスタイルを見せびらかし、ひけらかそうと躍起になるという。意識高い系誕生の背景にあるスクールカースト問題に踏み込む一方、愛国女子やノマドワーカーなど、意識高い系の人々の実態とその心理を解き明かす。(文藝春秋 830円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    秋には「ミヤネ屋」降板するのに…宮根誠司が今も「嫌いな司会者」でダントツのなぜ

  3. 3

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  4. 4

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  5. 5

    巨人・坂本勇人「引退→即監督就任」に現実味 数々の女性問題にも動じぬ“精神力”が好材料に

  1. 6

    最重鎮OB廣岡達朗氏が巨人を一刀両断「野村克也の教え子がシーズン終了まで代行なんて冗談じゃない」

  2. 7

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  3. 8

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  4. 9

    「おい、オマエ、挨拶に来てねえよな!」納会の二次会でラーメンをすする牧田明久にお灸を据えた

  5. 10

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側