「孤独は贅沢」ヘンリー・D・ソロー著 増田沙奈訳

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 孤独死や未婚など、何かとマイナスイメージを持たれがちな孤独。しかし、本来、孤独とはひとりの時間を味わう貴重な時間であり、静かなひとりの時間が自分を成長させるという。本書は、森の中の湖畔の小屋で2年半暮らし、「孤独の時間」と向き合ってきた思想家・ソローのメッセージ集。

「金もない。仕事もない。友だちもいない。だから、すぐに旅に出られる」「自分の欲望の奴隷になるな。自分の命をお金のためにすり減らすな」「身軽に生きることで、暗闇の中にいても、いつも自分を見つけることができる」など、101の極意を紹介。

 SNSでつながらなくても、楽しい時間は持てることを教えてくれる。(興陽館 1000円+税)

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