「話題のダイエットを格付けしたら…」岡田正彦著

公開日: 更新日:

 巷には、ありとあらゆるダイエットが出回っているが、果たしてどれほど効果があるのか、健康被害はないのか?

 そんな疑問を持った医学博士が、学術情報に基づいてダイエット方法を10点満点で格付けした。

 たとえば、今はやりの「炭水化物ダイエット」は、なんと3点。短期的に痩せるには効果が高いが、長く続けると植物性の食品に含まれる抗酸化物質が必然的に減り、総死亡が1・3倍も高くなる。よって健康面でもやらない方がマシ、と著者。

 一方、意外に高得点だったのが「バナナダイエット」で7点。バナナは栄養素は豊富で、大腸がんの予防に効果があることが分かっている。よって3食のうち1食をバナナにするのは痩せる方法としては許容範囲だという。

 他にも「ヨーグルトダイエット」「納豆ダイエット」はともに6点、「酵素ダイエット」「水飲みダイエット」はともに1点など。良い点、悪い点を丁寧に説明しながら、話題の24ダイエットをメッタギリ。(三五館 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑