「職業は忍者」甚川浩志著

公開日: 更新日:

「忍者」といえば、戦国時代に戦国大名の傭兵として敵側の情報収集を仕事とした歴史上の存在だが、著者は現代にあっても「自分の職業は忍者」と言い放ち、忍術の視点からインテリジェンス情報のありかたや、子供教育における忍者の役割などを研究・啓発する活動を続けている。

 なかでも今、力を注いでいるのが「地方創生」の起爆剤としての忍者だ。東京「苔の里」プロジェクトや「忍者サミットin小田原」など、2020年のオリンピックにやって来る外国人を地方に呼び込む観光資源のひとつとして、「忍者」をキーワードにしたさまざまな取り組みを紹介。

 現在、かながわ西観光コンベンションビューローの専任忍者。忍者大学構想や世界忍者村構想についても熱く語っている。

(新評論 2000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで