「龍の右目」吉川永青著

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 伊達家三傑のひとりに数えられた伊達成実は、天下取りを狙う伊達政宗に仕えていた。天正17(1589)年、政宗は会津を下して陸奥の覇者となる。そんな折、秀吉から小田原攻めに参陣せよと下知があった。政宗は自分の野望が遅きに失したとほぞをかみ、やむなく小田原への参陣を決意する。成実は政宗の大望をかなえようと「戦え!」と主張する。だが政宗は戦乱の世が終わることを知り、苦悩の末に伊達の生き残りを選んだのだ。小田原行きの前に母を訪ねた政宗は、母が弟を寵愛するあまり自分に毒を盛ったことを知り、母を殺そうとする。成実は政宗をいさめようとするが……。

 葛藤を繰り返しながら政宗を支え続けた男を描く歴史小説。

(角川春樹事務所 1600円+税)

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