「今こそ『奨学金』の本当の話をしよう。」本山勝寛著

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 極貧家庭で育った著者は、奨学金と授業料免除制度を利用して東大進学とハーバード教育大学院への留学を実現。その体験から、昨今の奨学金の負の面だけを強調する報道に強い懸念を抱くという。本書は、そうした危機感から、学生の約半数が利用している日本の奨学金制度の現状と社会問題化した背景を分析する。

 2016年度現在、延滞者は33.5万人。数字上は20年間で倍増したことになるが、その間に貸与者そのものが約3.5倍に増加しており、延滞者や延滞額の比率はむしろ減っていると指摘。導入予定の給付型奨学金などの課題などにも触れながら、奨学金を控除する奨学金減税の導入など、教育格差をなくすための方途を具体的に提言する。

(ポプラ社 800円+税)


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