「死刑囚」アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム著、ヘレンハルメ美穂訳

公開日: 更新日:

 ストックホルム市警の警部・グレーンスは、フェリーの船上で起きた傷害事件を捜査。船上のダンス会場で乗客の顔を蹴った容疑で連行されたバンド歌手のジョン・シュワルツを、拘置所の独房に入れようとするとパニックを起こす。やがてジョンが持っていたカナダのパスポートが偽造と分かるが、ジョンを自称する男は名前も身元も明かそうとしない。インターポールを通じて各国に照会すると、男が18年前にアメリカのオハイオ州で少女を殺したジョン・マイヤー・フライの可能性が浮上する。しかし、ジョン・マイヤー・フライは刑務所内で死んだことになっていた……。

 スウェーデン発の人気社会派サスペンス「グレーンス警部」シリーズ第3弾。 (早川書房 1100円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ